プロ初安打が初ホームラン!清原に並ぶ史上最多の甲子園通算29打点《北條史也》
【北條史也】
阪神タイガース #2 | |
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2013年6月5日
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府堺市南区 |
生年月日 | 1994年7月29日(21歳) |
身長 体重 |
177 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 遊撃手、二塁手、三塁手 |
プロ入り | 2012年 ドラフト2位 |
初出場 | 2015年5月28日 |
年俸 | 730万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
【経歴】
①プロ入り前
小学校4年から野球を始め、美木多中学時代はオール挟山ボーイズに所属。中学校の2学年先輩にプロでチームメイトになる一二三慎太がいる。
光星学院高では1年からベンチ入り。2年夏には第93回全国高等学校野球選手権大会に出場し、チーム最多タイの8打点を記録し、チームも準優勝した。
明治神宮野球大会では打率.455、1本塁打、7打点の活躍で優勝に貢献。大会史上初の逆転サヨナラ満塁ホームランを放った。
第94回全国高等学校野球選手権大会では、清原和博にあと1と迫る1大会4本塁打を放つなど4番打者として活躍した。
この4本は2度の2打席連続本塁打という形で記録されており、これは同会の清原以来史上2人目である。
決勝戦では、後にプロでチームメイトとなる藤浪晋太郎を擁する大阪桐蔭高と対戦。4打数無安打2三振と抑えられ、優勝を逃した。
しかしながら、光星学院高は、2011年夏から、2012春、2012夏と3対会連続で準優勝を記録するなど、主砲としてとチームを引っ張った。
高校通算25本塁打。甲子園通算29打点は清原と並んで史上最多である。同校の先輩である坂本勇人に例えられ"坂本2世"と呼ばれた。
②プロ入り後
2012年のドラフト会議で、阪神タイガースから2巡目で指名。
契約金7,000万円、年俸720万円(金額は推定)で入団。背番号は「2」。
▶︎2013年
一軍の昇格の機会がなく、遊撃手としてウエスタン・リーグ公式戦84試合に出場。
打撃面では打率.199、1本塁打、20打点という成績を残しながら、守備面では18失策を記録した。
▶︎2014年
7月17日に長崎Nスタジアムで催されたフレッシュオールスターゲームで、ウエスタン・リーグ選抜の「5番・二塁手」としてスタメン出場。
同リーグの公式戦では、102試合に出場し、打率.259、2本塁打、23打点、リーグ最多の52四球を記録し、昨年よりも成績を上げた。
9月29日に自身初の出場選手登録を果たしたが、一軍の公式戦へ出場しないままシーズンを終了。
11月に台湾で開かれた第1回IBAF21Uワールドカップでは、日本代表の一員として全8試合に出場。
打率.304、1本塁打、8打点という活躍で二塁手部門の大会ベストナインに選ばれた。
▶︎2015年
春季キャンプを始めて一軍でスタート。
前年のシーズン終了後に正遊撃手・鳥谷敬がメジャーリーグへの挑戦を視野にFA権を行使したことを背景に、鳥谷の残留が決まってからも、鳥谷の後を継ぐレギュラー候補としてオープン戦最終戦まで一軍に帯同した。
オープン戦では1安打を放っただけで、打率.067、打点0と低迷したため、開幕は二軍でスタート。
しかし、ウエスタン・リーグ公式戦では、三塁手としてのスタメン出場の機会を例年より増やした。
5月26日に出場選手登録を果たすと、28日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦に代打で一軍デビュー。結果は一塁へのファウルフライ。
翌日に登録を抹消されたため、一軍公式戦への出場はこの1打席のみにとどまった。
なお、ウエスタン・リーグ公式戦では、リーグ最多の112試合に出場。打率.243、チーム2位(リーグ7位)の10本塁打、チーム最多(リーグ8位)の43打点を記録した。
▶︎2016年
前年に続いて、春季キャンプからオープン戦を通じて一軍へ帯同。
13試合に出場したオープン戦で打率.333という好成績を残した末に、自身初の開幕一軍入りを果たした。
4月3日の対横浜DeNAベイスターズ戦では、7回表に代打で出場すると、一軍公式戦での初安打を石田健大からのソロ本塁打を記録している。
タイガース北條史也 プロ入り初ヒット初ホームラン 2016年4月3日 横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース - YouTube
▶︎個人年度別成績はこちら ※4月3日現在
年 度 | 所属球団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 刺 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 長 打 率 | 出 塁 率 |
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2015 | 阪 神 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 |
2016 | 阪 神 | 3 | 4 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .250 | 1.000 | .250 |
通 算 | 4 | 5 | 5 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .200 | .800 | .200 |
【その他の選手情報】
▶︎試合出場にはあまりにも高い壁・・
かつての甲子園スター、阪神の北條史也は再び聖地で輝けるか?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Baseball
▶︎レギュラー奪取へ向けて決意表明
阪神・北條、ショートのレギュラー奪取へ期待の若トラが決意を語る - スポーツナビ
【その他の阪神選手情報】
《2016年 パ・リーグ先発ローテ&初登板成績》楽天投手陣が好調!!
【ソフトバンク】
攝津正 負け投手
↓
ハンデンハーク
↓
武田翔太 勝ち投手
↓
和田毅 負け投手
↓
千賀滉大 勝ち投手
【日本ハム】
大谷翔平 負け投手
↓
メンドーサ
↓
有原航平 勝ち投手
8回 1失点 自責点1 被安打
↓
吉川光夫 勝ち投手
↓
バース 負け投手
【ロッテ】
涌井秀章 勝ち投手
↓
↓
スタンリッジ 負け投手
↓
石川歩 勝ち投手
↓
二木康太 負け投手
【西武】
↓
↓
バンヘッケン 負け投手
↓
岸孝之 勝ち投手
↓
野上亮磨 負け投手
【オリックス】
↓
近藤大亮
↓
ディクソン 勝ち投手
↓
西勇輝 負け投手
↓
東明大貴 勝ち投手
【楽天】
則本昂大 勝ち投手
↓
塩見貴洋
↓
↓
辛島航 負け投手
↓
美馬学 勝ち投手
昨年から配置転換の選手が多い!セ・リーグのストッパー事情《2016年 セ・リーグ 守護神》
【ヤクルト オンドルセク】
昨季は8回を投げるセットアッパーとしてフル回転。今季も守護神としての活躍が連覇には欠かせない。
2015年成績 72試合 5勝2敗 33ホールド 防御率2.05 オープン戦成績 6試合 1敗 防御率7.50
【巨人 澤村拓一】
昨年はストッパーに転向し見事に役割を果たした。今季もチームの絶対的守護神として君臨する。
2015年成績 60試合 7勝3敗 36セーブ 防御率1.32 オープン戦成績 6試合 1勝2セーブ 防御率1.50
【阪神 マテオ】
2年連続最多セーブの呉が退団し、代役としての活躍が期待されるマテオ。最速157km/hの速球が武器。
【広島 中崎翔太】
昨季からストッパーに配置転換。前半戦は失点も目立ったが、後半戦は抜群の安定感を誇り最終的に29セーブを挙げた。
2015年成績 69試合 0勝8敗 29セーブ 防御率2.34 オープン戦成績 6試合 1勝1セーブ 防御率0.00
【中日 福谷浩司】
昨季は岩瀬の離脱もあり、守護神を任された。しかし、不安定な投球が続きシーズン中に登録抹消。今季は巻き返しなるか。
2015年成績 42試合 3勝4敗 19セーブ 防御率4.05 オープン戦成績 8試合 2セーブ 防御率0.00
【DeNA 山崎康晃】
元々先発を予定されていたが、急遽ストッパーとして起用された。新人最多の37セーブを挙げるなど大ブレークした。
2015年成績 58試合 2勝4敗 37セーブ 防御率1.92 オープン戦成績 5試合 5回 防御率0.00
2016年 両リーグ一番乗りの完封勝利!2013年の日本シリーズMVP《美馬学》
【美馬学】
東北楽天ゴールデンイーグルス #31 | |
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2012年8月1日、こまちスタジアムにて
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 茨城県北相馬郡藤代町(現:取手市) |
生年月日 | 1986年9月19日(29歳) |
身長 体重 |
169 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2010年 ドラフト2位 |
初出場 | 2011年4月13日 |
年俸 | 3,500万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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【経歴】
①プロ入り前
藤代町立藤代中学校時代は軟式野球部に所属し、第23回全国中学校軟式野球大会ベスト8の成績を残す。
藤代高校進学後は1年からレギュラーとして活躍。2年春にはセンバツに出場するも、夏からはケガを繰り返し、一塁手として起用されることもあった。
高校の2年先輩には井坂亮平がおり、後の中央大学進学はその繋がりで「なんとか入れた感じでした」と語っている。
中大進学後には硬式野球部に所属。球速を伸ばし、最速153km/hをマーク。
大学でもケガに悩まされ、2年時と4年時には肘の手術を経験した。
4年春には13試合中10試合の登板で2部優勝に貢献し、MVPを受賞する。野球部の2年後輩には澤村拓一がいる。
東京ガスに入社後もケガのためスタートが遅れるも、都市対抗予選ではクローザーとして4試合を無失点に抑える投球で本選出場に貢献。
榎田大樹は同期で、プロ入り後も自主トレを一緒に行う仲である。
②プロ入り後
2010年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、入団。背番号は「31」。
▶︎2011年
新人で唯一開幕戦一軍登録となった。
4月23日の対北海道日本ハムファイターズ戦で同点で迎えた9回表の1イニングを2奪三振を含む三者凡退の内容で、その裏にチームがサヨナラ勝利でプロ初勝利投手となる。
しかし6月には右肘に痛みを感じて登録抹消となり、3ヶ月の治療を経て二軍の最終戦で復活した。
▶︎2012年
監督の星野仙一のアドバイスもあり、肘の負担の少ない先発に転向する。
二軍で4試合に登板し、25回2/3を投げて1勝2敗、防御率3.16の成績を残し、一軍昇格。
4月26日のオリックス・バファローズ戦でプロ初先発。5月13日のオリックス戦でシーズン初勝利。
5月28日の東京ヤクルトスワローズ戦で交流戦初先発、プロ初完投勝利を挙げた。
9月は先発ローテーションの先頭となり、エース級とばかり当たったため4戦全敗となった。
シーズン最後まで先発ローテーションの座を守って8勝10敗、防御率3.08の成績を残した。
▶︎2013年
前年に引き続き先発ローテーションに定着し、5月上旬までに4勝を挙げるが、リーグワーストの被本塁打を記録するなど調子は良くなかった。
その後はシーズン中に2度の登録抹消となるも、10月19日に一軍復帰し、同日の千葉ロッテマリーンズとのクライマックスシリーズファイナルステージの第3戦に先発登板。
被安打4、三塁を踏ませない好投で「プロ入り初完封」勝利を収めた。
巨人との日本シリーズでは、第3戦で先発登板。6回裏、投手強襲安打の打球を受けて降板したものの、5回2/3を投げて4安打無四球無失点の内容で日本シリーズ初勝利を挙げる。
その後、3勝3敗で迎えた第7戦でも先発し、6回無失点に抑えて今シリーズ2勝目。チームは球団初の日本一となり、美馬がMVPに選出。
10投球回以上を投げて無失点は日本シリーズ史上5人目、初出場投手としては史上2人目。
▶︎2014年
1月10日には出身地の取手市から、市特別功労表彰を授与。
同月12日には、共通の知人による紹介で3年間交際してきたサントス・アンナとの結婚を発表した。
前年の日本シリーズMVPや結婚で更なる活躍が期待されたが、試合を壊すことが多く、2勝9敗と期待を裏切ってしまった。
▶︎2015年
この年もなかなか好投しても勝ち星がつかず、9試合目の先発となった、6月3日のヤクルト戦でようやく初勝利を記録。
しかし、本拠地のコボスタ宮城では2013年から13連敗を喫するなど負けが先行。
8月2日のオリックス戦で3勝目をマークするも、右肘の違和感を訴え5回を投げ終え降板。
その後、右肘の関節炎と診断され、9月1日に右肘のクリーニング出術を行った。これで肘の手術は学生時代を含めて4度目となる。
▶︎2016年
開幕5戦目の千葉ロッテ戦に先発。9回を僅か96球で散発3安打に抑えシーズン初登板をプロ入り後初の完封で飾った。この完封勝利は、両リーグで一番乗りだった。
2016/3/30 ロッテ対楽天 楽天美馬「びっくり」96球無四球でプロ初完封 - YouTube
【表彰】
・日本シリーズMVP:1回(2013年)
【その他の情報】
・169cmと小柄ながら、スリークォーターから平均142km/h、最速153km/hのストレートを武器とする速球派。
・ニックネームは「ダックス」。低身長ながら60cm以上の太腿と足が短いという理由から、田中将大が小型犬のミニチュアダックスフンドをもじって名付けた。
2016年パ・リーグ 第一号・第二号ホームラン!!ロッテの主将《鈴木大地》
【鈴木大地】
千葉ロッテマリーンズ #7 | |
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2012年、ロッテ浦和球場にて
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 静岡県駿東郡小山町 |
生年月日 | 1989年8月18日(26歳) |
身長 体重 |
175 cm 79 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 遊撃手、二塁手、三塁手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト3位 |
初出場 | 2012年6月2日 |
年俸 | 8,000万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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【経歴】
①リーダーシップをプロ入り前から遺憾なく発揮
静岡県駿東郡小山町出身。足柄小学校時代は学童野球の北郷ファイターズに所属。
中学時代は静岡据野シニアでプレー、当初は外野手だったが2年から遊撃手に転向。
新チーム初戦に遊撃手で出場するものの、コンバート直後で自身のエラーもあり敗戦。
試合後、当時の指導者から「おまえは史上最低のショートだ」と言われ、悔しくて泣いたことだけを覚えている、と語っている。
静岡据野シニアでは全国大会にも出場。このチームで遊撃手としての基礎を叩き込まれる。
高校は、当時のエースが誘われていた神奈川県の桐蔭学園高の練習に志願して参加し合格。
1年時の夏、ベンチ入りし、神奈川県予選準々決勝で東海大相模高に敗退。
2年時の夏、神奈川県予選準決勝で横浜高に敗退。秋は、準決勝で日大藤沢高に敗退。遊撃手のレギュラーに定着。
3年時の夏は神奈川県予選5回戦に慶應義塾高に敗退し、甲子園出場は果たせなかった。
東都大学野球連盟に加盟する同校野球部では、1年時の春からリーグ戦に出場し、広い守備範囲と強肩を発揮し、秋には三塁手のレギュラーに定着。
東洋大野球部では、史上初となる3年時から副主将を務めるなどチームをまとめる強いリーダーシップを発揮し、攻守にわたりチームの勝利に貢献。
3年時春からは4番に座り、打率.340でベストナインを獲得。同年の第5回世界大学野球選手権大会では日本代表にも選出。
3年生ながら打順は1番、3番を、守備では三塁を任され、銅メダルに大きく貢献した。
4年時からは遊撃手へ転向、チーム主将に就任(同年の副将は現在も同僚の藤岡貴裕投手)。
7月に米国で行われた第38回日米野球選手権大会の大学日本代表にも選出。遊撃・三塁で出場した。
大学4年間でリーグ優勝5回、全国制覇4回を経験し、個人のリーグ通算成績は301打数85安打、本塁打3、29打点、打率.288。
2010春と秋に三塁手として、2011春と秋に遊撃手としてベストナインを受賞。日本学生野球協会・第44回「大学の部」にて表彰選手に選ばれた。
②プロ入り後、ロッテ不動の遊撃手かつ若きキャプテンとなる
2011年10月27日に行われたドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、入団。
「一軍で試合に出るのが一番の目標」と抱負を語った。契約金7000万円、年俸1300万円(推定)、背番号は「35」。
▶︎2012年
6月2日、初の一軍昇格を果たし、同日の対中日ドラゴンズ戦で8回裏に代走として初の試合出場。
6月8日の対東京ヤクルトスワローズ戦に9回表に代打として初打席に立ち、結果は右飛。
6月11日の対読売ジャイアンツ戦に9回表に代打で出場、右翼フェンス直撃の二塁打となり二塁打となりプロ初安打を記録した。
この二塁打については本人は「本塁打かな?と、ちょっとだけ思った。ボールは実家に送ります」と語った。
▶︎2013年
4月18日の対北海道日本ハムファイターズ戦、19日および20日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、パ・リーグタイ記録の3試合連続の適時三塁打を放ち、プロ入り初のお立ち台にも上った。
開幕から26試合に出場し失策ゼロと安定した守備を見せ、4月25日の対西武ライオンズ戦からはポジションを二塁手から遊撃手に変更し、その後は内野の要として遊撃手に定着。
交流戦までは打率3割以上をマークし好調だった前半から一転、7月には35打席連続無安打という大不振も経験した。
前半の活躍が認めれる監督推薦枠でオールスターゲームに選出された。第2戦で9番セカンドで先発出場すると、第一打席で小川泰弘から左中間に二塁打を打ち初安打を記録した。
8月22日の埼玉西武ライオンズ戦で大石達也から満塁本塁打を放った。また、同イニングでは井口資仁も満塁本塁打を放っており、日本プロ野球史上5度目となる1イニング2満塁本塁打を記録した。
2013.08.22 M18-1L 1イニング2満塁本塁打!ロッテ18安打18得点で大勝! - YouTube
9月6日の対西武戦では、チームが3連敗で監督の伊東勤が打開策として鈴木を初の4番に据えたが0対8で敗れている。
同年ではチーム唯一の144試合全試合出場し、ベストナインの遊撃手部門で初の受賞。遊撃手としては123試合に出場し、失策9、守備率.983は規定試合数に達した遊撃手の中でリーグトップ。
11本の三塁打は、球団タイ記録で、パ・リーグシーズン最多となった。
シーズン終了後には、背番号「7」に変更することや、大学3年生からの交際だという一般人の女性と結婚したことを発表。
▶︎2014年
入団3年目ながら、前年の実績と自身の直訴が認められて、一軍の監督の伊東勤からチームのキャプテンに任命された。
序盤は新外国人のルイス・クルーズが主に遊撃手として起用されていたため、二塁での先発出場が増えた。
打率は中々上がらなかったが、6月に球団記録タイとなる3試合連続での猛打賞を記録するなど調子を上げた。
監督推薦により2年連続でオールスターゲームにチームで唯一選出された。
後半戦はポジションも遊撃に固定され(クルーズは二塁)、終盤には3番に座った。
2年連続で全試合出場を達成し、打率は自己最高の.287をマークした。
▶︎2015年
キャプテンとして2年目のシーズンを迎え、3年連続全試合出場とはならなかったが142試合に出場。
打率は前年より少し下げ.263だったが、6本塁打・50打点はともに自己最高の成績だった。
【千葉ロッテ鈴木大地】2015ハイライト!ファインプレー連発+全ホームラン! - YouTube
▶︎2016年
キャプテンとして迎えた3年目のシーズン。
開幕カードの日本ハム戦では全く結果を出せなかったが、3/29の楽天戦で2打席連続の本塁打を放った。
この本塁打が2016年のパ・リーグの本塁打、第1号・第2号となった。
千葉ロッテマリーンズ鈴木大地1号、2号ホームラン2016、3月29 - YouTube
▶︎個人年度別成績はこちら ※2016年3月29日現在
年 度 | 所属球団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 刺 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 長 打 率 | 出 塁 率 |
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2012 | 千葉ロッテ | 62 | 160 | 135 | 16 | 37 | 5 | 1 | 0 | 44 | 11 | 0 | 0 | 10 | 1 | 13 | 1 | 23 | 1 | .274 | .326 | .340 |
2013 | 千葉ロッテ | 144 | 551 | 481 | 54 | 127 | 20 | 11 | 5 | 184 | 50 | 2 | 4 | 14 | 6 | 38 | 12 | 66 | 8 | .264 | .383 | .330 |
2014 | 千葉ロッテ | 144 | 610 | 533 | 60 | 153 | 29 | 7 | 3 | 205 | 43 | 7 | 1 | 22 | 4 | 45 | 6 | 57 | 1 | .287 | .385 | .347 |
2015 | 千葉ロッテ | 142 | 564 | 487 | 60 | 128 | 24 | 4 | 6 | 178 | 50 | 1 | 5 | 24 | 3 | 47 | 3 | 58 | 10 | .263 | .366 | .330 |
2016 | 千葉ロッテ | 4 | 15 | 12 | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 10 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | .250 | .833 | .400 |
通 算 | 495 | 1895 | 1644 | 190 | 446 | 79 | 23 | 14 | 613 | 154 | 10 | 10 | 70 | 14 | 145 | 22 | 206 | 20 | .271 | .373 | .336 |
【表彰】
・ベストナイン:1回(2013年)
【パ・リーグ第一号・第二号ホームラン!!】
▶︎まさに怪現象!!パ9試合で本塁打ゼロ!
パ開幕シリーズで“怪現象”9試合終え本塁打出ず おかわり、柳田ら不発 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
▶︎開幕4試合目でやっとパ・リーグ1号!!
公式戦4試合目でパ・リーグ今季第1号 本塁打を放ったのはロッテ・鈴木大地! | BASEBALL KING
パ2016年1号本塁打はロッテ・鈴木、開幕4戦目でようやく出た ― スポニチ Sponichi Annex 野球
【その他の鈴木大地 選手情報】
・名前は、1988年ソウルオリンピックの100m背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地にあやかって付けられた。
・打席に入る際に、審判に向けて上体を45度程傾けて挨拶を行う。本人曰くルーティンとのことである。
今年は大豊作!5人のルーキーがローテ入り!《2016年セ・リーグ 開幕先発ローテ入りルーキー》
【ヤクルト 原樹理 ドラフト1位】
打者の懐をエグるシュートが武器。オープン戦では4試合15回を投げ、防御率1.80と抜群の安定感で開幕ローテ入りを果たした。
【巨人 桜井俊貴 ドラフト1位】
即戦力として期待されるゴールデンルーキー。オープン戦の防御率4.50だったが、マイコラス・内海不在の先発陣の救世主となれるか。
【広島 岡田丈朋 ドラフト1位】
ゆったりとしたフォームから豪速球を繰り出す右腕。大瀬良が開幕ローテ抜けて、ポストマエケンへ名乗りを上げた。
【広島 横山弘樹 ドラフト2位】
恵まれた体格から繰り出す最速150km/h以上の速球と魔球チェンジアップが武器。ドラ1岡田と共に将来のエース候補。
【DeNA 今永昇太 ドラフト1位】
伸びのある直球が最大の武器の即戦力左腕。オープン戦では新人離れした投球術を披露。デビューは巨人戦の第1試合が濃厚。
《2016年 開幕一軍ルーキー パ・リーグ投手》新人投手、続々と初登板を果たす!
【日本ハム 加藤貴之 ドラフト2位】
抜群のコントロールと多彩な変化球が武器。貴重な中継ぎサウスポーとしての活躍が期待されている。
3/26のロッテ戦でプロ初登板を果たし、1イニングをノーヒット無失点に抑える好投を見せた。
【日本ハム 井口和朋 ドラフト3位】
ダイナミックな投球フォームが特徴的。身長175cmと投手としては小柄だが、最速149km/hを誇る。
【オリックス 近藤大亮 ドラフト2位】
最速151km/hの快速球が一番の武器。先発ローテーション候補となり、即戦力としての期待がかかる右腕。
3/26の西武戦で初登板初先発、3回を自責点0と好投。しかし、肩に違和感あったという事で4点リードながら降板となった。
オープン戦成績 2試合 9回 3失点 12奪三振 防御率3.00
【オリックス 赤間謙 ドラフト9位】
精神力の強さが売りのスリークオーター右腕。恵まれた体型から多彩な変化球を投げ分け打者を手玉に取る。
3/26の西武戦で2番手として初登板を果たすも、1イニング持たず4失点KOとプロの洗礼を浴びた。
オープン戦成績 5試合 8回 1失点 被安打1 防御率0.00
【楽天 石橋良太 ドラフト5位】
コントロールに定評があり、動きのあるボールで芯を外す投球術を得意とする。気迫あふれる投球で打者を圧倒する。
3/26のソフトバンク戦で初登板を果たし、1/3イニングを無失点に抑えた。これからも登板機会を増やしていきたいところ。
オープン戦成績 5試合 5回1/3 3失点 5奪三振 防御率1.69