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年俸4倍増で契約更改!7年目でついにブレーク!育成から這い上がった苦労人《二保旭》

【二保旭】

福岡ソフトバンクホークス #13
HAWKS13-NIHO.jpg
2013年9月15日福岡ヤフオク!ドーム
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県行橋市
生年月日 1990年5月18日(25歳)
身長
体重
182 cm
69 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 育成選手ドラフト2位
初出場 2012年9月13日
年俸 3,000万円(2016年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

 

 

【経歴】

 

①プロ入り前

 

仲津中学時代はリトルシニア・行橋シニアに所属し、3年時に九州大会優勝を果たした。

九州国際大付属高に入学した当初は、最速127km/hであったが、監督の勧めで股関節を柔らかくする練習に取り組み、

最速145km/hを記録するまで成長した。

 

 

1年秋からエースとなり、2008年・3年夏の福岡県予選は5回戦で福岡工業・三嶋一輝と7回まで投手戦を演じ、両者降板後に1年・榎本葵のサヨナラ弾で勝ち進んだ。

準々決勝では飯塚高校の辛島航と無失点の投げ合いを演じていたが熱中症で途中降板し、結局0-1で敗戦し、甲子園の出場は一度もなく終わった。

 

 

②プロ入り後

 

2008年10月30日のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成選手ドラフト2位で指名を受け入団。

 

 

 

▶︎2009年

1年目はウエスタン・リーグのみに出場し、先発3試合で防御率3.00、中継ぎ7試合で防御率1.08だった。

 

▶︎2010年

春季キャンプ紅白戦で登板機会を得たが、オープン戦へは出場できなかった。

2年目も二軍で過ごし、先発3試合で防御率7.00、中継ぎ9試合でも防御率9.14、さらに暴投6、ボーク4で低迷した。

 

▶︎2011年

三軍の出場が中心となり8試合ほど先発した。二軍では3試合に先発して防御率3.60だった。

オフの11月7日に規定により自由契約となったが、11月30日に再びソフトバンク育成選手契約を結んだ。

 

▶︎2012年

オフの1月に結婚して体重を増量したことでフォームが安定した。

ウエスタン・リーグで5月度の月間MVP(6試合1完投3勝0敗防2.35)を獲得した。

6月に二軍で初完封するなど好投を続けたことで7月30日に支配下選手登録され、背番号は「13」に変更された。

9月7日の初の一軍昇格を果たし、9月23日の楽天戦の9回5点ビハインドの場面でプロ初登板を果たして3者凡退に打ち取った

9月15日の敗戦処理2イニング登板後、9月18日に先発予定だった山田大樹が発熱により登板を回避したことで急遽代役として中2日でプロ初先発を果たした

しかし、毎回四死球を出し、2点援護を貰った直後に中村剛也にタイムリー打を許し、3回1失点63球を投げ1点リードのまま降板となった。

翌日9月19日に二軍降格となりそのままシーズンを終えた。

二軍では12試合に先発して11勝0敗、3完投2完封で防御率1.34、中継ぎ5試合では防御率2.57を残した。

最多勝利投手、勝率第1位投手(10割)のタイトルを獲得、優秀選手賞も受賞した。

なお防御率は逆転するための登板機会を得たものの失点し、同チームの千賀滉大には及ばず1.44でリーグ2位となった。

10月6日のファーム日本選手権で先発したが4回に連続四球から崩れて先制点を奪われ敗戦投手となった。

 

▶︎2013年

春は3月1日のキューバ代表との強化試合に登板と期待された。

しかし、3点リードの6回に下位打線は3者凡退に打ち取ったものの、7回に4連続四球から逆転負けの原因を作り、開幕は二軍となった。

4月4日に一軍昇格したが登板機会が無く4月11日に抹消。

5月1日に再昇格したもの、5月6日のロッテ戦の6回3点ビハインドから登板して2イニング目にして押し出し四球で点差を広げ、1試合のみで5月13日に二軍へ降格した。

9月6日に再昇格して無難な投球をし、9月26日のオリックス戦で7回2点ビハインド1死1塁の登板機会を得たが、2イニング目の8回に 3失点し、翌日9月27日に二軍降格となりそのままシーズンを終えた。

二軍では起用法が安定せず、先発10試合で2勝5敗、防御率4.86、中継ぎ7試合で防御率1.42だった。

 

▶︎2014年

8月20日に一軍へ昇格したが、登板機会がないまま翌日8月21日に抹消され、一軍出場がないままシーズンを終えた。

二軍では先発3試合で2勝1敗、防御率3.79、中継ぎ30試合では防御率2.45、WHIP1.34だった。

 

▶︎2015年

春季キャンプから工藤公康新監督にアピールを続け、オープン戦では7試合10イニングを投げ、2安打1四球無失点の完璧な内容で初の開幕一軍を勝ち取った

3月29日のロッテ戦の5回無死一三塁、プロ入り後初めて同点の場面で起用されたが連続タイムリーで2者ともに生還させ救援失敗となった。

5月3日のオリックス戦の8回2点ビハインドの場面で登板して3者凡退に抑えて吉村裕基の逆転三塁打を呼び込み、7年目にしてプロ初勝利を挙げた。

その後も登板を重ね、チーム4位の44試合に出場、中継ぎとしては多い6勝を挙げて飛躍の年となった。

 

www.youtube.com

【プロ野球パ】二保、逆転につながるパーフェクトピッチング! 2015/05/03 Bs-H - YouTube

 

▶︎個人年度別成績はこちら(2015年シーズン終了)


 
所属球団
 

 

 





 





 

 


 
 



 

 

 

 



 




2012 福岡ソフトバンク 3 0 0 0 0 0 0 0 .000 28 6   4 0 4 2 3 0 0 1 1 1.50
2013 福岡ソフトバンク 5 0 0 0 0 0 0 0 .000 43 9   11 0 6 1 3 1 0 6 6 6.00
2015 福岡ソフトバンク 44 6 1 0 5 0 0 0 .857 229 52 .2 51 3 23 3 28 1 1 21 19 3.25
  通 算 52 6 1 0 5 0 0 0 .857 300 67 .2 66 3 33 6 34 2 1 28 26 3.46

 

 

【その他の情報】

 

▶︎ホークスには欠かせない二保のロングリリーフ力!

首位ソフトバンクを支える二保旭のロングリリーフ力 | BASEBALL KING

 

▶︎飛躍をもたらした工藤監督の言葉

二保旭、7年目のブレイクで年俸4倍!飛躍をもたらした工藤監督の言葉。 (Number Web) - Yahoo!ニュース

 

セットポジション時、投球動作に入ってから捕手が捕球するまでの時間が1.1秒を切り、筑波大学大学院に通う投手コーチの吉井理人修士論文五十嵐亮太と共に取り上げられることになった。

 

www.youtube.com

2010.5.8 雁ノ巣ホークス 二保旭 セットポジション - YouTube

 

・ドラフト指名後に挙げた目標とする選手はダルビッシュ有