チーム最多の11勝!最速150km/hを誇る本格派サイドスロー右腕《十亀剣》
【十亀剣】
埼玉西武ライオンズ #21 | |
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2012年3月10日、西武ドームにて
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県豊田市 |
生年月日 | 1987年11月7日(28歳) |
身長 体重 |
183 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト1位 |
初出場 | 2012年5月30日 |
年俸 | 6,000万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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【経歴】
①プロ入り前
愛知県豊田市出身。小学校4年生の時に野球を始め、中学時代は「豊田リトルシニア」でプレーした。
3年生の時に全国大会出場を経験した。
愛工大名電高校1年生の時に監督の指示で投球フォームを今までのオーバースローからサイドスローに変更した。
チームが優勝した3年生時の春の選抜大会では、準決勝の神戸国際大附高校戦に2番手で登板し、4回を投げ1失点だった。
夏の甲子園・全国大会1回戦の青峰高校戦では7回に2番手で登板し、同点の延長13回に決勝点となる2点を奪われ、チームは敗退した。
高校時代は2学年上に堂上剛裕、1学年上に丸山貴史、同級生に柴田亮輔、1学年下に堂上直倫、2学年下に柴田章吾がいた。
日本大学では1年生の春から東都リーグ戦に登板。
1部の大学通算成績は21試合50回1/3を投げ0勝1敗、防御率3.58で、2部通算では30試合に登板し7勝7敗だった。
大学卒業後はJR東日本に入社。1年目、第81回都市対抗野球大会1回戦で救援登板し、1回を投げ無失点だった。
2年目の2011年、10月に行われた第39回IBAFワールドカップの日本代表に選出され、2試合での先発登板を含む3試合に登板した。
10月22日から行われた第82回都市対抗野球大会では3試合に先発登板、計14回1/3を投げ奪三振13、自責点3だった。
決勝のNTT東日本戦では、後に同僚となる小石博孝と投げ合い、自身は2回1/3を投げ降板した。
しかし、チームは勝利し初優勝した。この大会では大会優秀選手に選ばれた。
2011年 西武ドラフト1位 十亀 剣 投手 【第82回都市対抗決勝】 - YouTube
②プロ入り後
2011年10月27日に行われたドラフト会議で埼玉西武ライオンズに1巡目で指名された。
契約金1億円プラス出来高5,000万円、年俸1,500万円(金額は推定)で合意し、入団。
背番号は「21」に決まった。
▶︎2012年
2月23日に初の対外試合となった広島との練習試合に先発登板し、3回を完全に抑えた。
開幕2戦目で先発するプランがあったが、実施には開幕は二軍で迎えた。
5月30日の広島戦の7回にプロ初登板し、1回1/3を投げ無失点だった。
6月6日の中日戦では2点リードの6回に登板、2回を投げ無失点で初ホールドを記録。
同月24日のオリックス戦で1点ビハインドの7回に2番手で登板、2回の投げ無失点で、その後チームが逆転したため初勝利を挙げた。
7月19日に行われたフレッシュオールスターゲームではイースタン・リーグ選抜として8回に救援登板2失点だった。
10月3日の楽天戦で初先発し、6回0/3を投げ2失点で初先発勝利を挙げた。
ルーキーイヤーの1年目は、41試合に登板し負け無しの6勝でシーズンを終えた。
▶︎2013年
開幕を一軍で迎えた。
3月31日の日本ハム戦で先発登板し同年初勝利を挙げ、前年からの無敗での連勝を7とした。
なお、4月7日のオリックス戦に先発登板した際に負け投手となり、記録は7連勝で途絶えた。
同月22日の日本ハム戦で初完封勝利を挙げた。5月14日のヤクルト戦に先発登板し、3回にプロ初打席を迎え、結果は三振だった。
好調時と不調時の波があったものの、1年間ローテーションを守り切り8勝8敗防御率3.45の成績を残した。
▶︎2014年
開幕前に新監督の伊原春樹からクローザーに指名され、4月2日のロッテ戦でプロ初セーブを記録した。
しかし、チームの先発投手の駒不足もあり5月には先発に配置転換された。
その後股関節を痛めた影響で、7月6日のオリックス戦を最後に一軍での登板が無かった。
▶︎2015年
4月7日の日本ハム戦で先発し復帰登板を果たしたが、5回を投げ4失点で敗戦投手になった。
監督選抜によりオールスターゲームのメンバー入りした。
7月18日の第2戦において3番手として救援登板し、2回を投げ6失点(自責点5)だった。
シーズンでは、勝利数11と投球回数152回はどちらもチーム最多で、チームで唯一規定投球回を投げた。
2013.04.21 F0-11L 十亀がプロ初完封!! 打線も援護し日本ハムに大勝 - YouTube
▶︎個人年度別成績はこちら(2015年シーズン終了)※太字はリーグ最多
年 度 | 所属球団 | 登 板 | 勝 利 | 敗 北 | セ │ ブ | ホ │ ル | 完 投 | 完 封 勝 | 無 四 球 | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 安 打 | 本 塁 打 | 四 球 | 死 球 | 三 振 | 暴 投 | ボ │ ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | |
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2012 | 埼玉西武 | 41 | 6 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 223 | 53 | 50 | 4 | 17 | 3 | 41 | 1 | 0 | 16 | 16 | 2.72 | |
2013 | 埼玉西武 | 28 | 8 | 8 | 0 | 1 | 6 | 2 | 2 | .500 | 688 | 164 | .1 | 158 | 12 | 44 | 9 | 122 | 3 | 1 | 68 | 63 | 3.45 |
2014 | 埼玉西武 | 21 | 4 | 5 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | .444 | 255 | 59 | 59 | 6 | 24 | 2 | 41 | 1 | 0 | 27 | 24 | 3.66 | |
2015 | 埼玉西武 | 26 | 11 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .611 | 644 | 152 | 145 | 19 | 53 | 8 | 107 | 1 | 0 | 62 | 60 | 3.55 | |
通 算 | 116 | 29 | 20 | 3 | 12 | 8 | 3 | 2 | .592 | 1810 | 428 | .1 | 412 | 41 | 138 | 22 | 311 | 6 | 1 | 173 | 163 | 3.42 |
【歴代の本格派サイドスロー投手】
▶︎高津臣吾
▶︎林昌勇
▶︎斉藤雅樹
【その他の情報】
▶︎なぜ先発転向で蘇ったのか?
DeNA山口俊、西武・十亀は、なぜ先発転向で蘇ったのか?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Baseball
▶︎唯一無二の存在を目指す!
<西武ドラ1ルーキーの成長物語> 十亀剣 「強気で目指すは“本格派”」 - プロ野球 - Number Web - ナンバー
・同じタイプの館山昌平とはフォームもそっくりである。
2015/02/21 館山昌平のピッチング - YouTube
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