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2200万円増で大台の年俸1億円突破!元打点王の大型二塁手 西武の若き主砲《浅村栄斗》

          【浅村栄斗】

埼玉西武ライオンズ #32
Asamura hideto.jpg
2011年 県営大宮球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市東淀川区
生年月日 1990年11月12日(25歳)
身長
体重
182 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 2008年 ドラフト3位
初出場 2010年3月31日
年俸 1億円(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

 

 

【経歴】

 

①最強の1番打者として活躍した大阪桐蔭高校時代

 

井高野小4年からソフトボールを始め、井高野中1年から硬式の都島ボーイズで野球を始める。

大阪桐蔭高校では1年秋からベンチ入り。

春の甲子園ではベンチ入り出来なかったものの、2年夏からは二塁手で背番号14ながらも全試合レギュラーとして出場

 

 

最高学年となった新チームがスタートするとショートを守るようになり、2008年の夏の甲子園に出場。

1番・遊撃手」として全6試合に出場、29打数16安打(2本塁打)、守備でも好プレーと攻守に渡る活躍で優勝に貢献。

1回戦の日田林工高戦で5安打を放ち、2回戦の金沢高戦では2本塁打を放った。

守備面でも10回にセンターに抜けるようかという打球を好捕、ノーバウンドスローで一塁に送球しアウトとした。

決勝の常葉菊川高戦では7回の守備で無死二塁でピッチャーのグラブを掠めた打球を三塁に送球しアウトをとるなど美技といわれる守備で注目された。

高校最後の打席も左翼へのソロホームランで飾った。高校通算22本塁打 

 

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浅村栄斗 大阪桐蔭時代 高校野球 スーパープレイ - YouTube

 

 

②西武の主砲として打点王にも輝くプロ入り後

 

2008年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受け、入団。

 

 

▶︎2009年

高卒1年目ながら二軍で99試合に出場、打率.219・3本塁打・27打点・10盗塁という成績を残した。

一軍でのデビューは果たせなかったものの二軍で奮闘した。

7月15日の楽天戦では、川岸強から二軍での公式戦第1号となるサヨナラ本塁打を放っている。

 

▶︎2010年

オープン戦で打率.286・2本塁打と結果を残し開幕を一軍で迎えた。

3月31日のソフトバンク戦で代打としてプロ入り初出場を果たし、左翼線に適時二塁打を放ちプロ入り初安打・初打点を記録した。

また、8月10日の楽天戦ではプロ入り初本塁打を放ち、そこから約2ヶ月後の9月26日の公式戦最終戦では先制2号2ランを放った。

また、この2本の本塁打はどちらもクリネックススタジアム宮城で放っている。

 

▶︎2011年

オープン戦で結果を残して開幕スタメン入りを果たし、レギュラーの座を一年間守った

守備位置は固定されず、不慣れな外野もこなした。一塁手二塁手三塁手左翼手右翼手と5つの守備位置を守った。

守備の負担があったためか中盤は打撃の調子を落としたが、一塁手に固定された10月は打率が.460とリーグトップの成績を残し、初の月間MVPを獲得した。

 

▶︎2012年

開幕を一軍で迎えたが、打撃不振に陥り5月21日に二軍落ちした。

一軍に昇格した後は打撃が復調し、8月に栗山巧が左手の負傷で離脱した後は、シーズン終了まで1番打者として起用された。

 

▶︎2013年

開幕からしばらくは一塁手で起用された。

遊撃手を任されることもあったが、失策が多くほぼ一塁手選任になるとともに離脱中の中村剛也の代役として4番を任されるようになった。

4番起用2試合目となったヤクルト戦では、2年振りのサヨナラ本塁打を含む自身初の1試合2本塁打を記録した。

7月には月間打率.395と6本塁打で自身2度目の月間MVPを受賞した。

9月26日の楽天戦では日本プロ野球最年少タイ(史上4人目、23歳)で100打点を達成。

シーズン終了まで4番として出場し、打率.317・27本塁打・110打点の好成績を残し、自身初のタイトルとなる打点王を獲得した。

23歳以下での打点王は1995年のイチロー以来8年ぶり。また、ゴールデングラブ賞ベストナインも受賞し飛躍の年となった。

オフの11月には台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された。

 

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浅村がサヨナラ3ラン!! 2打席連続となる劇的な第7号HR 2013.05.31 L-S - YouTube

 

▶︎2014年

元々二塁を守っていた片岡治大が巨人へFA移籍したため、守備位置を二塁に移す

また中村剛也が故障により出遅れ、開幕当初は4番を務めた

5月21日の巨人戦で村田修一のフライを追いかけ、右翼手の木村文紀と交錯。数日後に左足に痛みを覚えるもノーステップ打法に切り替え出場を続けた。

6月3日時点でチームトップの8本塁打、32打点を記録していたが、6月5日に登録を抹消された。

7月15日の北海道日本ハムファイターズ戦にて復帰を果たす。

しかし、シーズン終了後には「全てにおいて情けないシーズンでした」と語るなど不完全燃焼に終わるシーズンとなった。

シーズンオフの11月4日には左肩のクリーニング出術を受けた。

 

▶︎2015年

開幕から主に「3番二塁手」として出場したが、不調の際は2番や6番なども務めた。

最終的な成績は打率.270・13本塁打だったが、チーム2位の得点圏打率.331で打点81と持ち前の勝負強さを発揮した。

オフの契約更改では2200万円増で大台の年俸1億円に到達した。

 

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【プロ野球パ】これぞライオンズ!浅村の13号満塁HRでド派手に勝ち越し!! 2015/09/26 L-E - YouTube

 

▶︎個人年度別成績はこちら(2015年シーズン終了)※太字はリーグ最多


 
所属球団
 

 

 

 

 







 

 

 



 

 

 

 

 



 




2010 埼玉西武 30 55 42 11 11 1 1 2 20 9 2 0 1 1 8 3 8 2 .262 .476 .407
2011 埼玉西武 137 498 437 48 117 17 3 9 167 45 7 2 18 3 37 3 52 8 .268 .382 .327
2012 埼玉西武 114 459 404 52 99 18 7 7 152 37 13 6 13 4 34 4 63 9 .245 .376 .307
2013 埼玉西武 144 620 543 85 172 38 5 27 301 110 14 8 7 4 61 5 88 9 .317 .554 .388
2014 埼玉西武 118 501 440 52 120 19 1 14 183 55 3 5 0 8 47 6 100 8 .273 .416 .345
2015 埼玉西武 141 627 537 88 145 19 2 13 207 81 12 9 2 7 69 12 136 13 .270 .385 .362
  通 算 684 2760 2403 336 664 112 19 72 1030 337 51 30 41 27 256 33 447 49 .276 .429 .350

 

【タイトル】

打点王:1回(2013年)

 

 

【表彰】

ベストナイン:1回(2013年)

ゴールデングラブ賞:1回(2013年)

・月間MVP:2回(2011年10月、2013年7月)

スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞

 ・年間大賞:1回(2013年)

 ・月間大賞:2回(2013年5月、2013年8月)

 

 

【その他の情報】

 

 

▶︎打点王獲得は意外!?

浅村栄斗の打点王獲得は“意外”。高校時代からのムラが消えた理由。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

 

▶︎将来の日本球界を背負う器。

将来の日本球界を背負う器。解説者7人の「西武・浅村栄斗」論|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Baseball

 

▶︎目標は「トリプルスリー」と「デレク・ジーター

西武・浅村栄斗「目標はトリプルスリーとデレク・ジーター」|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Baseball

 

・尊敬する選手は松井稼頭央。浅村の背番号「32」はその松井が西武入団当時に背負っていたものである。

 

・「ファーストストライクから思い切りバットを振っていくのが自分の長所だと思っている」と語っており、2013年のファーストストライクの打率は.363を誇った。

初球スウィング率は2012年にはリーグ2位2013年にはリーグトップの数値を記録している。

 

・2011年、コーチを務めていた鈴木康友からは「入団したときから守備の上手さはすば抜けていました。おそらく今、12球団で最も動きのいい野手だと思う。」と評価された。

本来の守備位置は遊撃手であるが、プロ入り後は送球難に悩まされていることや、他の選手との兼ね合いもあり遊撃手以外を守る例が多い。

 

 

【他の西武選手情報】

 

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