2016年パ・リーグ 第一号・第二号ホームラン!!ロッテの主将《鈴木大地》
【鈴木大地】
千葉ロッテマリーンズ #7 | |
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2012年、ロッテ浦和球場にて
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 静岡県駿東郡小山町 |
生年月日 | 1989年8月18日(26歳) |
身長 体重 |
175 cm 79 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 遊撃手、二塁手、三塁手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト3位 |
初出場 | 2012年6月2日 |
年俸 | 8,000万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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【経歴】
①リーダーシップをプロ入り前から遺憾なく発揮
静岡県駿東郡小山町出身。足柄小学校時代は学童野球の北郷ファイターズに所属。
中学時代は静岡据野シニアでプレー、当初は外野手だったが2年から遊撃手に転向。
新チーム初戦に遊撃手で出場するものの、コンバート直後で自身のエラーもあり敗戦。
試合後、当時の指導者から「おまえは史上最低のショートだ」と言われ、悔しくて泣いたことだけを覚えている、と語っている。
静岡据野シニアでは全国大会にも出場。このチームで遊撃手としての基礎を叩き込まれる。
高校は、当時のエースが誘われていた神奈川県の桐蔭学園高の練習に志願して参加し合格。
1年時の夏、ベンチ入りし、神奈川県予選準々決勝で東海大相模高に敗退。
2年時の夏、神奈川県予選準決勝で横浜高に敗退。秋は、準決勝で日大藤沢高に敗退。遊撃手のレギュラーに定着。
3年時の夏は神奈川県予選5回戦に慶應義塾高に敗退し、甲子園出場は果たせなかった。
東都大学野球連盟に加盟する同校野球部では、1年時の春からリーグ戦に出場し、広い守備範囲と強肩を発揮し、秋には三塁手のレギュラーに定着。
東洋大野球部では、史上初となる3年時から副主将を務めるなどチームをまとめる強いリーダーシップを発揮し、攻守にわたりチームの勝利に貢献。
3年時春からは4番に座り、打率.340でベストナインを獲得。同年の第5回世界大学野球選手権大会では日本代表にも選出。
3年生ながら打順は1番、3番を、守備では三塁を任され、銅メダルに大きく貢献した。
4年時からは遊撃手へ転向、チーム主将に就任(同年の副将は現在も同僚の藤岡貴裕投手)。
7月に米国で行われた第38回日米野球選手権大会の大学日本代表にも選出。遊撃・三塁で出場した。
大学4年間でリーグ優勝5回、全国制覇4回を経験し、個人のリーグ通算成績は301打数85安打、本塁打3、29打点、打率.288。
2010春と秋に三塁手として、2011春と秋に遊撃手としてベストナインを受賞。日本学生野球協会・第44回「大学の部」にて表彰選手に選ばれた。
②プロ入り後、ロッテ不動の遊撃手かつ若きキャプテンとなる
2011年10月27日に行われたドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、入団。
「一軍で試合に出るのが一番の目標」と抱負を語った。契約金7000万円、年俸1300万円(推定)、背番号は「35」。
▶︎2012年
6月2日、初の一軍昇格を果たし、同日の対中日ドラゴンズ戦で8回裏に代走として初の試合出場。
6月8日の対東京ヤクルトスワローズ戦に9回表に代打として初打席に立ち、結果は右飛。
6月11日の対読売ジャイアンツ戦に9回表に代打で出場、右翼フェンス直撃の二塁打となり二塁打となりプロ初安打を記録した。
この二塁打については本人は「本塁打かな?と、ちょっとだけ思った。ボールは実家に送ります」と語った。
▶︎2013年
4月18日の対北海道日本ハムファイターズ戦、19日および20日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、パ・リーグタイ記録の3試合連続の適時三塁打を放ち、プロ入り初のお立ち台にも上った。
開幕から26試合に出場し失策ゼロと安定した守備を見せ、4月25日の対西武ライオンズ戦からはポジションを二塁手から遊撃手に変更し、その後は内野の要として遊撃手に定着。
交流戦までは打率3割以上をマークし好調だった前半から一転、7月には35打席連続無安打という大不振も経験した。
前半の活躍が認めれる監督推薦枠でオールスターゲームに選出された。第2戦で9番セカンドで先発出場すると、第一打席で小川泰弘から左中間に二塁打を打ち初安打を記録した。
8月22日の埼玉西武ライオンズ戦で大石達也から満塁本塁打を放った。また、同イニングでは井口資仁も満塁本塁打を放っており、日本プロ野球史上5度目となる1イニング2満塁本塁打を記録した。
2013.08.22 M18-1L 1イニング2満塁本塁打!ロッテ18安打18得点で大勝! - YouTube
9月6日の対西武戦では、チームが3連敗で監督の伊東勤が打開策として鈴木を初の4番に据えたが0対8で敗れている。
同年ではチーム唯一の144試合全試合出場し、ベストナインの遊撃手部門で初の受賞。遊撃手としては123試合に出場し、失策9、守備率.983は規定試合数に達した遊撃手の中でリーグトップ。
11本の三塁打は、球団タイ記録で、パ・リーグシーズン最多となった。
シーズン終了後には、背番号「7」に変更することや、大学3年生からの交際だという一般人の女性と結婚したことを発表。
▶︎2014年
入団3年目ながら、前年の実績と自身の直訴が認められて、一軍の監督の伊東勤からチームのキャプテンに任命された。
序盤は新外国人のルイス・クルーズが主に遊撃手として起用されていたため、二塁での先発出場が増えた。
打率は中々上がらなかったが、6月に球団記録タイとなる3試合連続での猛打賞を記録するなど調子を上げた。
監督推薦により2年連続でオールスターゲームにチームで唯一選出された。
後半戦はポジションも遊撃に固定され(クルーズは二塁)、終盤には3番に座った。
2年連続で全試合出場を達成し、打率は自己最高の.287をマークした。
▶︎2015年
キャプテンとして2年目のシーズンを迎え、3年連続全試合出場とはならなかったが142試合に出場。
打率は前年より少し下げ.263だったが、6本塁打・50打点はともに自己最高の成績だった。
【千葉ロッテ鈴木大地】2015ハイライト!ファインプレー連発+全ホームラン! - YouTube
▶︎2016年
キャプテンとして迎えた3年目のシーズン。
開幕カードの日本ハム戦では全く結果を出せなかったが、3/29の楽天戦で2打席連続の本塁打を放った。
この本塁打が2016年のパ・リーグの本塁打、第1号・第2号となった。
千葉ロッテマリーンズ鈴木大地1号、2号ホームラン2016、3月29 - YouTube
▶︎個人年度別成績はこちら ※2016年3月29日現在
年 度 | 所属球団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 刺 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 長 打 率 | 出 塁 率 |
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2012 | 千葉ロッテ | 62 | 160 | 135 | 16 | 37 | 5 | 1 | 0 | 44 | 11 | 0 | 0 | 10 | 1 | 13 | 1 | 23 | 1 | .274 | .326 | .340 |
2013 | 千葉ロッテ | 144 | 551 | 481 | 54 | 127 | 20 | 11 | 5 | 184 | 50 | 2 | 4 | 14 | 6 | 38 | 12 | 66 | 8 | .264 | .383 | .330 |
2014 | 千葉ロッテ | 144 | 610 | 533 | 60 | 153 | 29 | 7 | 3 | 205 | 43 | 7 | 1 | 22 | 4 | 45 | 6 | 57 | 1 | .287 | .385 | .347 |
2015 | 千葉ロッテ | 142 | 564 | 487 | 60 | 128 | 24 | 4 | 6 | 178 | 50 | 1 | 5 | 24 | 3 | 47 | 3 | 58 | 10 | .263 | .366 | .330 |
2016 | 千葉ロッテ | 4 | 15 | 12 | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 10 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | .250 | .833 | .400 |
通 算 | 495 | 1895 | 1644 | 190 | 446 | 79 | 23 | 14 | 613 | 154 | 10 | 10 | 70 | 14 | 145 | 22 | 206 | 20 | .271 | .373 | .336 |
【表彰】
・ベストナイン:1回(2013年)
【パ・リーグ第一号・第二号ホームラン!!】
▶︎まさに怪現象!!パ9試合で本塁打ゼロ!
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▶︎開幕4試合目でやっとパ・リーグ1号!!
公式戦4試合目でパ・リーグ今季第1号 本塁打を放ったのはロッテ・鈴木大地! | BASEBALL KING
パ2016年1号本塁打はロッテ・鈴木、開幕4戦目でようやく出た ― スポニチ Sponichi Annex 野球
【その他の鈴木大地 選手情報】
・名前は、1988年ソウルオリンピックの100m背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地にあやかって付けられた。
・打席に入る際に、審判に向けて上体を45度程傾けて挨拶を行う。本人曰くルーティンとのことである。