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プレミア12日本代表!セ・リーグ捕手唯一の規定打席到達者 ヤクルト《中村悠平》

中村悠平

 

東京ヤクルトスワローズ #52
Yuuhei Nakamura, catcher of the Tokyo Yakult Swallows, at Yokohama Stadium.jpg
2011年10月15日、横浜スタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福井県大野市
生年月日 1990年6月17日(25歳)
身長
体重
177 cm
73 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2008年 ドラフト3位
初出場 2009年10月2日
年俸 4,000万円(2015年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 日本の旗 日本代表

 

 

 【経歴】

 

①プロ入り前

 

 

 

下庄小学校では5年生の時に友達から誘われ、野球を始める。

最初の守備位置はレフトで、その後内野も一通り経験し、小5の夏から捕手になった。

陽明中では3年時に県選抜チームの「福井クラブ」で全日本少年軟式野球大会に出場した。

   

福井県立福井商業高等学校では、強肩強打を武器に1年秋から正捕手となり、2年連続の夏甲子園出場に貢献した。

2007年夏の甲子園は初戦敗退。翌2008年夏の甲子園では初戦で酒田南を破り2回戦に進出したものの、橋本到を擁する仙台育英に惨敗し、ベスト16入りはならなかった。

 

www.youtube.com

2007年夏 佐賀北×福井商 - YouTube

 

 

②プロ入り後

 

2008年度ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズ3巡目指名を受け、契約金4500万円、年俸480万円(金額は推定)で入団した。

福井商業高校からヤクルト及びその前身球団に入団した初の選手となった。その後中村は、契約金の一部から母校にピッチングマシンを贈っている。

 

 

 

▶︎2009年

春季キャンプ、開幕ともに二軍スタート。

ファームでは先発出場が多く、フレッシュオールスターゲームでは適時打を放つなど活躍した。

最終的に、イースタン・リーグでは最終的に打率.301・2本塁打・22打点、守備率.991の好成績を残した。

9月29日、負傷によって抹消された相川亮二と入れ替わりで初昇格し、10月2日の広島戦で7回裏に代走としてプロ初出場

最終的に安打は生まれなかったものの、守備に就いた3試合・合計10回2/3を無失点で切り抜け、チームも3試合共に逆転勝ちを収めている。

10月12日の巨人戦では、鈴木尚広の二盗を刺して初の盗塁阻止も記録した。

 

▶︎2010年

2年目ながら春季キャンプで一軍スタートが決定。

紅白戦では飯原誉士の二盗を阻止するなど、首脳陣から高評価を得ている。

この年に台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップに本代表に選ばれた。

 

▶︎2011年

第3捕手として一軍にいる期間が長くなり13試合に出場。イースタンでもチーム捕手最多の56試合に出場した。

 

▶︎2012年

怪我により登録抹消された相川亮二に代わり捕手を務めることが増え、相川復帰後出場機会が多くなっている。

また6月29日の阪神戦では、最終的に勝利を導いたプロ初本塁打能見篤史から記録した。

最終的に中村マスク時はオーランド・ロマンを除く先発・中継ぎ全員で相川マスク時以上に好防御率・好成績を残した。

オフの11月6日に、侍ジャパンマッチ2012「日本代表VSキューバ代表」の日本代表が発表され代表入りした。

 

▶︎2014年

開幕から打撃好調を維持し、監督推薦でオールスターゲームへの初出場も果たした。

シーズン開幕まで一度も離脱する事無く、自己最多の99試合に出場、規定打席には届かなかったが.298と3割に迫る打率を記録した。

 

▶︎2015年

最終的に、前年に比べ打撃成績を大きく下げてしまうも、正捕手として投手陣を引っ張り、チーム防御率改善の一端を担う。

唯一セ・リーグの捕手で規定打席に到達するなど、ディフェンス面を中心に年間通して活躍し、リーグ優勝に貢献した。

オフの10月9日に、第1回WBSCプレミア12の日本代表最終ロースター28名に選出された事が発表された

 

www.youtube.com

ヤクルト 中村悠平 盗塁阻止 2012.9.16 - YouTube

 

▶︎個人年度別成績はこちら(2015年度シーズン終了現在)


 
所属球団
 

 

 

 

 







 

 

 



 

 

 

 

 



 




2009 東京ヤクルト 5 5 4 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 .000 .200
2010 東京ヤクルト 3 6 6 1 2 1 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0 4 0 .333 .500 .333
2011 東京ヤクルト 13 6 6 1 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .333 .333 .333
2012 東京ヤクルト 91 249 209 19 53 5 0 1 61 15 1 1 8 2 28 2 31 10 .254 .292 .344
2013 東京ヤクルト 84 286 239 17 56 5 2 4 77 24 1 1 12 2 30 3 37 8 .234 .322 .325
2014 東京ヤクルト 99 365 325 26 97 9 1 5 123 41 0 0 7 3 26 4 51 8 .298 .378 .355
2015 東京ヤクルト 136 502 442 36 102 14 0 2 122 33 3 2 14 2 40 4 80 9 .231 .276 .299
  通 算 431 1419 1231 101 312 34 3 12 388 114 5 4 41 9 124 14 203 35 .253 .315 .327
 
 

 【表彰】

・最優秀バッテリー賞:1回(2015年、投手:石川雅規

 

 

【その他の情報】

 

湖池屋から発売されているスナック菓子のカラムーチョが好物なことから、ニックネームはムーチョ。2015年の登場曲は「恋してムーチョ」。(奇数打席のみ)

 

・高い身体能力を持っており、スポーツ用品メーカーが高校球児を対象に行っている体力測定では過去数人しか記録していない最高レベルを記録した。二塁送球は最速1.78秒、50m走は6.1秒を記録している。

 

・高校1年次から3年までの2年間、テレビ中継で谷繁元信矢野輝弘を参考に記録したリード研究用のノートは、10冊を超えたという。

 

・憧れの選手は古田敦也をあげており、投げ方を真似したこともある。