ポストマエケンになれるか？！来季広島のエースとして期待がかかる速球派右腕《大瀬良大地》

　　　　　　　　　【大瀬良大地】

広島東洋カープ #14
2014年6月12日西武ドームにて
基本情報
国籍	日本
出身地	長崎県大村市
生年月日	1991年 6月17日（24歳）
身長体重	187 cm 93 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2013年ドラフト1位
初出場	2014年4月2日
年俸	4,600万円（2016年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
長崎日本大学高等学校九州共立大学広島東洋カープ (2014 - )

【経歴】

①プロ入り前

鹿児島県霧島市の国分西小学校4年の時に国分西野球スポーツ少年団で野球を始める。

中学生時代は国分南中学校、その後転校した長崎県大村市の桜が原中学校で、ともに軟式野球部に所属していた。

しかし、小学校時代に野球肘で右肘を痛めたため、中学3年時に手術を行うまで左腕で試合に参加していた。

高校は長崎日本大高等学校に進学。

3年時夏の長崎大会準々決勝では、同年の選抜優勝校である清峰の、後にプロでチームメイトとなる今村猛と投げ合い、

打線を4安打1失点に抑えて完投、試合は3-1で勝利した。

決勝も創成館高等学校を下し第91回全国高等学校野球選手権大会に出場。

1回戦で菊池雄星を擁する岩手の花巻東高等学校と対戦し、5回までを無失点に抑えるも、敗戦。

卒業時には、プロ志望届は提出せずに大学進学を選んだ。

進学先にはグランドや練習環境が一番よく分かっていたことと、新垣渚や馬原孝浩をプロに送り出した仲里清監督の指導が受けたいという理由で九州共立大学を選ぶ。

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09年08月12日第91回夏の高校野球1回戦長崎日大vs花巻東 - YouTube

九州共立大学ではスポーツ学部に進学。1年時より試合に出場。

福岡六大学野球の2010年春季リーグで、5勝を挙げ（5勝0敗）防御率1位（防御率0.63）のタイトルを獲得。

ベストナイン選出とチーム優勝に大きく貢献。秋季リーグでは新人賞表彰を受けた。

2年時の春季リーグで最優秀選手賞受賞、秋季リーグで防御率1位と最優秀選手賞受賞しベストナイン選出。

7月に米国で開催された第38回日米大学野球選手権大会の大学日本代表メンバにも選出され2試合に出場。5回戦の米国戦では先発した。

11月の第42回明治神宮野球大会では、2回戦の対創価大学戦で0-3と敗退。大瀬良は9回159球10奪三振の熱投をみせたが、チームはこの試合で投げ合った創価大学先発小川泰弘に11奪三振4安打に抑え込まれた。

のちに、大学時代「自分を成長させてくれた」試合としてこの試合を挙げ、冬のオフ期間中「来年、神宮で小川さんと再戦したい」という思いでトレーニングに打ち込んだと語っている。

3年時の2012年春季リーグで最優秀選手賞受賞とベストナインに選出され、チームは優勝。

秋季リーグで防御率1位と敢闘賞受賞しベストナイン選出。6月に行われた第61回全日本大学野球選手権大会では前年明治神宮大会で敗戦した創価大学と再戦の形となった。先発した大瀬良が創価大打線を3安打完封し、勝利。

4年時には主将を務める。2013年春季リーグで防御率1位（0.91）と、4年間活躍し続けた。

福岡六大学野球リーグの通算成績は、57試合登板で38勝5敗、防御率1.07。

同年の11月に台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」において、アマチュアながら日本代表に選出された。

第二戦で先発の野村祐輔に次いで登板、4-2で勝利しこの試合の勝ち投手となった。

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2012/6/14 大瀬良大地（九州共立大学）３安打完封勝利ｖｓ創価大 - YouTube

②プロ入り後

ドラフト会議にて、3球団から1位指名を受け競合抽選の結果、広島が入団交渉権を獲得。

11月16日、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円（金額は推定）で仮契約した。

背番号は「14」。

▶︎2014年

2月22日に阪神戦に先発投手としてオープン戦初登板、2イニングを無失点に抑える。

公式戦では、同期入団の久里亜蓮と共に、開幕から先発陣の一角を構成。

複数の新人投手が開幕から先発ローテーションに入るのは、球団史上初めてであった。

4月16日の阪神戦では、7回5被安打1失点でプロ入り初勝利を挙げた。この試合では、岩崎優からプロ入り初安打・初打点となる2点二塁打を放っている。

5月1日の阪神では、再び岩崎と投げ合った末に、9回にマウロ・ゴメスに中越えソロをソロを被弾するも9回1失点でプロ初完投。

さらに、同月16日の巨人戦での勝利によって、初勝利からの5連勝を記録した。

その後、勝てない時期があったものの、9月6日、DeNA戦にていわゆるスミ1で初完封勝利を挙げた。

9月25日のヤクルト戦で二桁勝利を達成し、シーズン最終成績は10勝8敗・防御率4.05で新人王に輝いた。

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大瀬良大地プロ初勝利 (2014.04.16) - YouTube

▶︎2015年

2月16日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン対欧州代表」の日本代表に選出された事が発表。第一戦に先発し3回1失点。

シーズンでは開幕ローテーション入りしたものの、不安定な投球で勝ち星に恵まれなかった。

5月4日の巨人戦でようやくシーズン初勝利を挙げるも、それ以降は勝ち星を挙げられず、チーム事情もあり6月から中継ぎに配置転換された。

6月10日の西武戦でプロ入り後初めてリリーフ登板し、リリーフ転向5試合目の登板となった6月27日の中日戦でプロ初ホールドを挙げた。

8月26日の阪神戦では、プロ初セーブを挙げた。最終的には3勝8敗20ホールド防御率3.13との成績を残した。

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広島CS進出ならず広島０－３中日ダイジェスト号泣の大瀬良大地慰める前田健太 10月7日 - YouTube

▶︎個人年度別成績はこちら（2015年シーズン終了）※リーグ最多は太字

年　度	所属球団	登　板	勝　利	敗　北	セ │ ブ	ホ │ ル	完　投	完封勝	勝　率	打　者	投球回		安　打	本塁打	四　球	死　球	三　振	暴　投	失　点	自責点	防御率
2014	広島東洋	26	10	8	0	0	3	1	.556	648	151		165	20	40	3	116	5	80	68	4.05
2015	広島東洋	51	3	8	2	20	2	0	.273	475	109	.1	111	5	31	1	97	4	53	38	3.13
	通　算	77	13	16	2	20	5	1	.448	1123	260	.1	276	25	71	4	213	9	133	106	3.66